奇跡など待たないよ

彼らがわたしを強くする証明

新しい靴で、あなたに会いに行く

 

 

 

「素敵な靴を履くと靴が素敵な場所へ連れてってくれる」

というフランスのことわざを
私は割と本気にしている。

 

大切な大切なデビューコンサートは
私にとって一度だけの大切なコンサートは
やっぱり新しい靴で行こう。
ずっと欲しかった靴を買おう。
公演当日の朝、やっと決心した。

 

 

横アリとは反対方面のお店にいそいそと向かう。
「そのまま履いて行きます!」と店員のお姉さんに堂々宣言し店を出る。

スキップしたくなるほど足取りを軽くさせるキラキラのパンプス。
会いに行くのは、世界で一番会いたい人。

 

幸せだ。

こんな幸せがあっていいのだろうか。

 

 

 


デビュー発表以来の横浜アリーナ
駅に降り立つとなんだか心が騒ついた。

 

 

まるで現実かのように、ステージに降り立つ7人。

 


楽しかった。
嬉しかった。
涙した。
呼吸が苦しくなるほど
大泣きした。
大好きだと思った。
永遠を願った。
永遠はないと知っているけれど。
それでも願わずにはいられないほど
7人が光だった。
出会えてよかったと思った。
また涙が出た。

 

このコンサートを通して、終始感じられたことは

「一年前との違いを見せてやる」という強い気持ち。

何をもっても
どの瞬間を切り取っても
それだけはただ、強くひたすらに感じられた。


大吾くんはマイクを通してたくさんの言葉を伝えてくれるのに
私は伝えられないもどかしさ。

貪欲なもどかしさ。

湧き上がってくるたくさんの感情を

ただひたすら大好きな7人を見つめて

押し殺して
放った。

 

 

胸がいっぱい

ああーーーーーーー胸がいっぱいだ。

 

 

 

幸せな重みだけれど
空気のように軽くも感じる
不思議な気持ち

あまりにも頑張っている彼と
足踏みばかりしている私

このままの私じゃ
自分が嫌になって
大吾くんを見るのが辛くなってしまう


頑張ろう
暗闇でも照らしてくれる星が私にはあるから


今度はもっと自信を持って会いに行きたいからさ。

f:id:mipplemepple:20221230210254j:image